
いよいよ遺跡へ 〜 プレアヴィヒア遺跡ひとり旅 2024 ②
投稿日: 2024/06/20
Travel > 2024年 プレアヴィヒア遺跡の旅
カンボジアのプレアヴィヒア遺跡に個人旅行で行った時のブログです。
(この記事は 2024/04/29 の記録)
スラエム滞在 2 日目。いよいよプレアヴィヒア遺跡へ。
プレアヴィヒア遺跡を目指すのは 2009 年にタイ側から入ろうとして行きそこなった時以来。
(タイ側からだと、カオ・プラ・ウィハーン遺跡)
実に 15 年ぶりのアプローチ。
カンボジア・タイ国境の紛争が落ち着いて、本当によかった。。
と、感慨深く書き出して見たものの、この日はポンコツぶりを発揮。
なんと、プレアヴィヒア遺跡まで足を運んでおいて、見たいと思っていた絶景ポイントを見つけられずに帰ってきたという。。
しかもそれに気がついたのはホテルに戻ってから。
ポンコツにもほどがある。
ガイド付き現地ツアーや複数人での訪問する場合は、こんなミスは起こらないはず。
というか、普通の人ならひとりで行ったとしても、多分、大丈夫だと思います。
宿からプレアヴィヒア遺跡まで
プレアヴィヒア遺跡に入るには、遺跡がある山の麓のチケット売り場で、
- 入場チケット
- 往復有料送迎チケット(チケット売り場・遺跡入口間)
の購入が必要。
前日料金交渉しておいたトゥクトゥクに朝 7 時にホテル前でピックアップしてもらい、チケット売り場に向かいました。
前日、運ちゃんに言われるがまま 7 時待ち合わせにしましたが、
- チケット売り場オープンは 7 時半
- ホテルからチケット売り場までの所要時間はトゥクトゥクで 30 分程度
ということで、朝イチでプレアヴィヒアに入れるよう待ち合わせを 7 時にしてくれた模様。
(待ち合わせ時間を言われた時に、時間設定の理由を確認しておけよ、とあとから思った次第)

チケット売り場までの道中は単調な景色で特に見るものはないものの、季節柄だったのか、青いマンゴーがたくさんぶらさがっている木をちょいちょい見かけ、「マンゴーがたくさんなっているなー、マンゴー農園が多いのかなー」と思いながらチケット売り場まで運ばれました。
赤土道路を予想していましたが、スラエムからプレアヴィヒア遺跡まではすべて舗装で、土ぼこりまみれにならずに済みました。
チケット購入、そして遺跡入口まで
チケット売り場には 7 時半ちょっと前に到着。

窓口オープンを待って入場チケット( 10 USD )を購入。
あわせて、チケット売り場からプレアヴィヒア遺跡入口までの往復送迎のモトバイチケット( 5 USD )も購入。

モトバイの他にはピックアップトラック(タイのソンテウみたいな感じ)もあり、料金は 35 USD 。
これは 1 台分のチャーター料金のようなので、7 人以上集めないとモトバイよりもかなり割高。
他の団体に混ぜてもらうことができればピックアップトラックもありだと思います。
ただ、代表者が送迎チケットを持つことになる気がするので、復路が面倒な感じもします。
ネットの情報によると、チケット売り場から遺跡の入口まで「徒歩」の選択肢もあるそうです。
徒歩といっても、チケット売り場から遺跡入口まで 1 時間程度かかり、途中から登山道のようなところの階段を登り続ける必要がある模様。
(酷暑期だったので、この案は満場一致で不採用)
チケット購入後、モトバイの運ちゃんに送迎チケットをもぎってもらい、バイクの後ろにまたがり出発。遺跡入口までの所要時間は 15 分程度。
走り出して少しするとチケットのチェックポイントがあり、モトバイの後ろに跨ったままチケットに検札のパンチ穴を開けてもらいました。
チェックポイントから少し走ると、急勾配&カーブだらけの小道に入ります。
路面がデコボコで車体が跳ねることがあるので、バイクの運転やタンデムの経験がないと怖い思いをするかもしれません。
プレアヴィヒア遺跡散策&ポンコツぶりを発揮
モトバイでクネクネとした細い峠道を登り、遺跡の送迎発着所に到着。
何もないのかと思っていましたが、みやげ物屋や食べ物屋、トイレなどがあり、観光地っぽい雰囲気。
そこから、徒歩で遺跡入口に向かいます。
歩き出すと入場チケット&帰りの送迎チケットのチェックがあり、「帰りはそこからモトバイに乗ってね」という感じの案内をうけました。
朝イチだったからなのか、観光客は少な目。(スタッフや警備員の方が多いくらい)
遺跡の規模が小さく、アンコール・ワットやタプロームなどと比べると日影になる場所が少ないので、強い日差しにジリジリとやられます。
朝から気温が高く、500ml のペットボトルの水を 2 本持って行きましたが、トータル 2 時間ちょっとの滞在で飲み干しました。
送迎発着所から遺跡入口まで約 300 m、遺跡入口から南端までは、約 900 m。
大した距離ではないものの、炎天下の中を歩いたので汗だくに。
遺跡の南端に近いところまで歩き、ここでポンコツぶりを発揮。
屋根部分が残っている回廊があり、「Exit」と書かれた案内板があるのですが、それを遠目に見て「No Entry(立入禁止)」と見間違えしまう大失態。
「あれ?先には進めないのか・・・」と思い、そこから引き返してしまったのです。

近視なので文字はぼやけて見えておらず、案内板の色と立てられている場所でそのように判断してしまったのです。近づいて確認すればよかった。。。
「んー、絶景ポイントはどこかな?」と思いながら北側に少し戻ると、それっぽいところを見つけました。
なんか違うな、と感じながらもそこで写真を撮り、景色を堪能(笑)
納得感 2 % くらいだったけど、多分ここがそうなんだろうと自分に言い聞かせ、送迎の発着所に戻りました。(暑すぎて思考停止していた)
朝から何も食べておらずお腹が空いていたので、屋台のアイスとフランスパンを食べてから、モトバイで遺跡の麓へ。

そして、チケット売り場の近くで待っていてくれたトゥクトゥクに乗り換え帰路に。
トゥクトゥクの激しい振動に揺られながら、「本当に、あそこが絶景ポイントだったんだろうか」という疑念がムクムクと。
で、ホテルに戻ってからちゃんと調べた結果、疑念は確信に。
行き止まりだと思った場所のすぐ先に絶景ポイントがあったのです。。。
※ 本来なら、日本出発前に調べておくべき情報
「こんなところまで来て、見たいところを見ないで帰ってくるなんて何をやっているんだ!」と思いつつも、「プレアヴィヒア寺院自体は良い遺跡だった。絶景ポイントを見なかったとしても、別にいいじゃないか」と自分に言い聞かせようとしました。
が、やっぱり見たかったので、翌日もう一度行くことに決めました。
ポンコツなりのやり直し計画
となるとトゥクトゥクが必要。トゥクトゥクを探しに幹線道路のロータリー付近へ。
サボっている運ちゃんがいたので料金交渉しようとしたところ、英語が全く通じず。
自分はクメール語がまったくわからない。
ならば、と思い、スマホの翻訳アプリで伝えたい内容をクメール語に変換して見せてみても「?」という感じ。
近くにいたタクシーの運ちゃんが通訳に入ってくれたので、その運ちゃんを介して交渉してみるも「往復 20 USD じゃないと行かない」と言い切られてしまいました。
多少高くついても仕方ないかなと思ったけど、言葉が全然通じない運ちゃんはイヤだったので、他のトゥクトゥクをあたることに。
ふと、「今日お世話になった運ちゃんなら、言葉はまぁまぁ通じるし、同じ料金で行けるのでは」と思い、探してみることにした。
「どこに行くにしてもロータリーを通るだろう」と勝手に考え、炎天下の中、ロータリー中央部分で張り込み開始。
いくらスラエムが小さい町とはいえ、路上張り込みで見つけるのは無理かなー、と思っていたら、ラッキーなことに 15 分くらいで運ちゃんを発見。

ロータリー付近のお店らしきところに配達にやってきたので、仕事が終わるのを見計らい「明日の朝 7 時に、同じ料金でもう一回プレアヴィヒア行きたいんだけど、よい?」と伝えてみた。
不思議そうな顔をしたものの、OK の返事をもらい交渉成立。
※ 翌日わかったのだが、プレアヴィヒア寺院ではなく、プレアヴィヒア村に行きたいのだと思われていた( 2 日連続で遺跡に行く人もいないだろうから、そう考えるのも当然)
これで遺跡までの足をなんとか確保。よかった。。
次は現金。もう一回遺跡に行くには手持ちの USD が足りない感じだったので、ホテル横の ATM で USD 調達。
そして、宿。遺跡見学後に移動するのは面倒だから延泊かな、と思いつつも、スラエムにいても遺跡見学以外やることがないのも事実。予定通り 2 泊でチェックアウトすることに。
翌朝チェックアウト後に大きな荷物を預かってもらい、遺跡に向かうことにした。
秘跡見学のあと昼くらいまでにホテルに戻ることが出来ればスリンまで行けそうだし、ダメならアンロンベンまで移動して一泊もありだよね、と、翌日の予定を決定。
やり直しの準備が終わり、その後は近所のレストランで食事をしてからホテルでダラダラと。
レストランでは久々にアモックをいただきました。
