台北旅行其の二 観光の回
投稿日: 2008/04/08
Travel > 2008年 目的なしの台北旅行
今回の旅行のFlickr Photoset
台北に行くと決まってから台北ナビと旅々台北を見まくって良さげな場所をピックアップ。
意外に見所がたくさんあり色々と迷ったのですが、3泊4日とかなり限られた日程だったので次の三カ所に絞って行動しました。
- 猫空
- 九份
- 淡水
残りの時間は台北市内で食いまくり。
本当は嘉義まで足をのばして阿里山の山岳鉄道に乗りたかったんだけど、どう考えても日帰りは現実的ではなかったので今回はあきらめました。
■ 猫空(Maokong)
猫に空と書いてマオコンと読む。
なんか猫がニャーニャー鳴きながら空を飛んでいそうな地名ですが、フライングキャットは一匹も見ませんでした(笑)
猫空は台北市郊外の山の上にあります。札幌市内で例えるなら藻岩山、手稲山といった感じでしょうか。
山の上には茶芸館と呼ばれるお茶屋さんが密集しており、そこでのんびりと景色を眺めながらお茶や食事を楽しむのが猫空スタイル。
茶芸館の中にはほぼ24時間営業のところもあり、現地の方々は朝まで麻雀をしながら過ごす事もあるそうです。
台北市内からアクセスしやすいので到着した日の夜、翌日の昼と都合2回訪問。
アクセス方法はMRT木柵線の動物園駅で降りてロープウェーに乗るかタクシー、もしくはバスというが一般的。
到着日の夜はロープウェー、2日目の昼はロープウェーが激混みで1時間待ちだったためタクシーで登りました。タクシーは動物園駅前から美加茶園という茶芸館までで300元。若干交渉の余地はあるのかもしれませんが一律料金ぽいです。(マイクロバスで上がる方法もあり)
夜の訪問時はかなり風が強く肌寒かったので、屋内でかるーくお茶を飲んですごすごと退散。というわけで2日目に行った茶芸館「美加茶園」について。
ここは猫空駅よりも少し下にあり、見晴らし抜群のロケーション。天気にも恵まれのどかな景色を楽しむことが出来ました。
訪問時は時間が早かったのか、お客さんはゼロ。貸しきり状態。かなりのんびりモードでお茶を堪能。
テラスの入り口に「加水区」という給水場所があり、各テーブルにガスコンロが置いてあったので自分たちでお湯を沸かしてお茶を淹れるんだな、というのは理解できたんだけど、いかんせん「お茶の淹れ方」自体がわからなかったので、一発目は美加茶園の兄ちゃんにご指導いただいた。
ただ、中国語でがんがん説明されたので詳細は不明(笑)
やっているのを見ていたら「ファーストショット(と言っていいのかは?)は捨ててしまい、2から4ショット目を味わい茶葉を交換する」というのはなんとなく理解できた。ただ、お湯を淹れてから茶を注ぐまでの時間はよくわからんかった。なのでここらへんは適当。
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驚いたのは1杯目、2杯目、3杯目であからさまに味が変化していくという事。
日本の一般的な緑茶だと杯数がすすむとどんどん味や色が薄くなっていくんだけど、台湾のお茶はまるで種類が違うかのようにモロに味が変わるのだ。どんどん渋みが増していくのには驚いた。これは時間が経つにつれ茶葉がどんどん開いてくるからだと思われる。多分・・・
オレは1杯目、2杯目が美味しいと感じた。3杯目はかなり渋みが強くなっているのであまり好みではなかった。
そういえば、選んだお茶の種類は失念です(苦笑)
■ 九份(jeoufen / Kyufun)
猫空でお茶を楽しんだ後、タクシーとMRTで市内に戻りバスで「九份」という街へ。
九份は「千と千尋の神隠し」のモデルになった街で、ズバリ↓こんな感じ。
今回はMRTの忠孝復興駅から「九份・金爪行き」のバスに乗って行きました。
駅の1番出口(確か)を出てまっすぐ歩いたらバス停があったのでWEB用に写真を撮ろうと思ったらなまらジャストタイミングでバスが来てしまい、慌てて乗り込んだしだいです。料金は先払いで90元。
乗ったバスは若干古めの車体だった。まぁ「型は古いが時化には強い」んでしょう。
バスは台北市内を抜け高速道路へ。広域地図を持っていなかったので経路は不明。高速を降りた後はさびれた、もといノスタルジックな町をいくつかすり抜けてクネクネの峠道を登りはじめ、右へ左へ車体を揺らし始めた。道路は四国チックで幅が狭い上にかなりの絶景。
峠をある程度登ったところで九份に近づいたな、というのはわかったんだけど、どのバス停で降りればいいものかわからん・・・・・と思っていたら賑やかなところでバスが停車し、どぉーっと人が人が降り始めたので思わず一緒に降りてしまった。
まぁバッチリ九份だったんですが。(セブンイレブンの前にあるバス停)
セブンイレブン脇のアーケード街(基山街)を通りメインの長い階段(豎崎路)を降りる順路で歩いたのですが、色んなお店がギッシリと軒を連ねており、とにかく「人・ヒト・ひと」で趣きとか風情を味わうという雰囲気ではありませんでした。あと、時間の都合で夜の九份を見ることが出来なかったのが残念。
豎崎路を降りきったところにあるバス停で帰りのバスを待ちながらみんなで話をしていたら「せっかくだから最寄の駅までタクシーで行き、台北まで列車に乗ろう!」という事になりました
というワケでバス停のそばにいたタクシーで最寄りの「端芳駅」まで行き、そこから台北行きの普通列車に乗り込みました。
ところが何かトラブルがあったのか列車は遅れてやって来た上になかなか発車しません。案内放送らしきものは流れていましたが中国語オンリーなので全然わからず。
小一時間遅れて発車したものの次の駅でも長時間の停車、その次の駅でも・・・・という感じだったのでいっこうに台北に着く気配なし。
全員しびれをきらして「降りてタクシーで帰ろうか」と話したものの、停車している駅の前でタクシーをひろえるのかどうかもわからなかったので取りあえず降りて駅員に「どれくらいで台北に着くんだ?」と英語で聞いてみた。
が、返ってくるのは全部中国語だったので「???」。
その時にホームの電光掲示板を見たら日本人のオレでもわかる四文字熟語が流れていました。それは・・・・「事故故障」。
さて、どうしようか、と考えていたら隣のホームに特急らしき列車(多分、自強号)がやってきた。
「あー、後発の列車に追いつかれてるよ」と思っていたら駅員が「そっちの方が早く出発するからそっちに乗れ!」と言った、いや
言った気がした、というかそうであって欲しいと思った
ので、駆け足で乗り込んだ。
乗り換えた列車は割とスムーズに進み、30分くらいで台北に到着。でも端芳駅から台北駅まで都合「2時間ちょい」かかってしまった。
■ 淡水(Danshui)
正直、特筆すべき事はないんですが・・・・
じゃ書くなよって話なんですが(笑)、まぁせっかく行ったので。
ホテルを8時チョイ過ぎくらいに出発してMRTで淡水へ。この日は一人で行動しました。
河を眺めながら朝飯でもって考えていたのに、10時前からやっているカフェや飯屋は皆無に近かったので、帰り際に甘モノ屋で豆花を食いました。
台北は飲食店の開店時間が全般的に遅いのかな。ホテル界隈もそうだったし。
屋台すらも準備中。
東南アジアだと確実に屋台タイムなんだが。
河っぷちの散策路を自転車で流している人がたくさんいたのですが、さすがGIANTの本場。あちこちで目にしました。
とまぁこんな感じ。とにもかくにも3泊4日じゃこんなもんです。