出発、そしてシスコへ
投稿日: 2001/07/04
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Flickrにこの旅のPhotoSetを作りました。(2008年2月)
結局、昨日の夜寝てしまった。でも、目覚ましで朝5時にちゃんと起きられたので良しとする。一応昨日準備は済ませておいたので、あとは出掛けるだけ。特にあわてることも無く朝6時に家を出る。
無事フライトの1時間ほど前に新千歳に到着。新千歳→羽田→成田は特に問題なし。
成田でちょっと勝手が分からずドキドキしたがすべて日本語での対応なのでコレも問題なし。が、チェックインを済ませたあと2時間ほどあったので余裕をかましていたらすっかり出国手続きをするのを忘れていた。あせって出国ゲートに向かい、まず荷物検査を受けた。パックセーフを見て「これなんですか?」と言われる。出すとしまうのが面倒なのに検査担当のお姉ちゃんが引っ張り出してしまう。でも自分でしまってくれたから良しとする。ベルトやら靴の金具やらのせいで、金属探知器のとこでピーピー鳴ってしまい、ボディーチェックされた。荷物をまとめたあと、免税品店の横をすり抜けて搭乗口25に向かうとまもなく搭乗開始となった。
座席番号を勘違いしていて間違ってビジネスシートに腰をかけるという失態を演じるが、日本語を話せる乗務員にやんわりと指摘されやっと自分の席に着席。
このおかげでエコノミーとビジネス&ファーストクラスの違いがどの程度あるかを知ることになった。お金に余裕があれば絶対にファーストクラスにするべきだな。
機内でみんながちゃんと英語を話しているのにはビックリ。特にチャイニーズ系の方々の堪能な英語には驚かされた。でもオレの隣に乗っていたチャイニーズは全然英語を理解していなかった。どうやら添乗員付きのツアーに参加していたらしい。入国カードも自分で書いてなかったし。オレはと言えば入国カードの書き方がわからず乗務員を質問責め。そして2回目の機内食の少し後に着陸のアナウンスが流れる。10数時間のフライトもそろそろ終わり。いよいよシスコに到着です。
シスコの空港到着後、少しゆっくり目に降機するとビジター用の入国カウンターは長蛇の列で大変なことになっている。自分の番が来るまで1時間近くかかった。もし、このあと乗り継ぎがあって時間が迫っていたりしたらヤバかったに違いない。手続き自体は特に難しい事もなく無事通過。(聞き取れなくて何回か聞き直したが・・・)
で、アライバルと書かれたゲートをくぐって外に出ると映画でよく見るフリーウエイが見えた。当然のように案内は全部英語で書かれている。ここでちょっとブルーになるが、ホテルに向かう必要があるので足を探すことにする。
あらかじめ読んでいたガイドブックには、エアポートシャトルが料金も安くホテルの前まで行ってくれるから良い、と書いてあったのでその事を聞こうと果敢にも貧弱英語でインフォメーションカウンターのおばちゃんに挑んだ。意外にも1発でこちらの意志を伝えることには成功したが、向こうが何を言っているのか全然わからない。タクシーやバスの名前が書かれた表をペンで指しながらしゃべって最後に「OK?」と聞かれたがなんの事やらチンプンカンプン。何回か聞き返したあと何となくわかった気がしたので、「OK、Thanks」と言ってカウンターを後にする。
たしか、シャトルに乗りたかったら向こうのエスカレーターで一つ上の階に行けと言っていたので、その通りにするとそれらしい場所が見つかる。
下の階で聞いた内容がいまいち理解できていなかったので、さらに別のインフォメーションでホテルのクーポンを見せながら説明を聞いたが、あまりにもヨボヨボの爺ちゃんで入れ歯が外れそうなしゃべり方をするのでさらにわからなくなった。とりあえず乗り口がどこにあるかをノートに書いてもらう。そのノートを見ると”Center Aisle~”と書いてあるので礼を言って空港前の乗り場へ向かう。
乗り場が何車線もあり”Center Aisle”がどれかわからずにウロウロしていると係りの人が近づいてきたのでたずねてみると「青と赤のヤツに乗れ」と言うのでそっちへ向かう。すぐに、バス(アストロみたいなヤツ)がやって来て運ちゃんが降りてきた。
すかさず、ホテルのクーポンを見せて「ここに行きたい」と言うと「聞いたこと無いホテルだがこれはホテルクーポンか?それなら料金は後払いで15ドル。乗りなさい。」との回答。この時点で到着から2時間経過していた。荷物を後部に積んで席に着く。数分後出発して別なターミナルで数人ひろってフリーウエイ経由で市内へ。そして20分も経たないうちに「アイーダホテル」へ到着。とてもナイスガイな運ちゃん(オヤジ)に料金とチップ1ドルを支払い、礼を言って降りる。
ホテルのフロントへ行くと、どう見ても移民系のオヤジが「コンニチハ、ナカムラカズヒロ?」と片言の日本語で聞いてきた。昼の12時ちょっと前だったが、すぐにチェックイン出来たのでとりあえず荷物を置きに部屋に入った。
感想は「予想はしていたけどこんなもんか・・・」。
部屋にはトイレもシャワーもないけど料金が破格だったので良しとする。(最初からわかっていたし)

電話はデポジット($50!!!)を払わないと使えない仕組みなのでネット接続はロンドンに行くまでお預けとする。
部屋で荷物を片づけた後、間違って渡したクーポンのカーボンコピーをフロントで返してもらってそのあと散歩に出る。

周辺の治安はあまり良くない感じ。発砲とかはなさそうだけど。マーケット通りを歩いてケーブルカー乗り場へ向かうが、はっきり言ってコワイ。ちょっと大きい音がする旅にビクビクしてしまう。しかも、体のデカイ黒人が数人で奇声を上げていたりするのでさらにビビル。(マジで)
早足で人通りの多いとこへ向かい少しウロウロした後ショッピングセンターに入る。で、地下へ行って海外ATMに挑戦し無事に60ドルおろした。そばにあったカフェに行きつたない英語で迷惑をかけながらエスプレッソを注文し、ガイドブックを読みながらそれを飲む。そして、ジャパンタウンに行きたいなと思い(←すでにホームシックか)歩きで向かうが、だんだんと人通りが減ってヤバイ雰囲気がかもし出されてきたので引き返す。とりあえず、観光名所のフィッシャーマンズワーフに行こうと思い歩いているとケーブルカーがやって来たので飛び乗る。(降りる時払いなんだけど何故か料金を取られなかった)
小樽以上の坂道を越えてフィッシャーマンズワーフに到着。(絶対20゜はある)
人が多いし巡回中の警官も多いので安心して歩き回り、途中で日本人を見つけて写真を撮ってもらった。

ガイドブックを見ながらサワーボーディンの店に行きスープを注文。うかつにもクラムチャウダーではなくミネストローネを頼んでしまうが結構美味しかった。
その後、発着場でえんえん待つのはいやだったのでヤバイ坂をいくつか越えてケーブルカーを待つが、間違って道路の左側に立ってしまい1台目を逃す。(右側通行なの忘れてた)
次が来るまで少し時間があるので坂をもうひとつ越えて2台目を待つ。次は無事に乗車できたが、愛想の悪い怖そうな乗務員だったのでちょっとびびった。立っていると目の前に格好いいカップルが座ってかなりイチャイチャしていたが日本と違って全然やらしさがない。少ししてユニオンスクエア付近で降り本屋を覗き、食い物を調達して一度ホテルに戻る。そしてコーリングカードの番号を確認してホテルそばのの公衆電話から実家に電話した。こっちは7/4の夜8時、向こうは7/5の昼12時だった。
その後ホテルでテレビを見ていてわかったんだけどどうやら今日は独立記念日だったらしい。そういえば7月4日だもんな。
さて明日は何をしようか。