寝台車にてロンドン→バルセロナ
投稿日: 2001/07/09
Travel > 2001年 ふつーの旅
Flickrにこの旅のPhotoSetを作りました。(2008年2月)
朝7時くらいに乗務員が「ボンジュール・ほにゃらら・・・」と起こしに来た。ほげらーとしつつも起きる。トイレに行ったり顔を洗ったりしていると、同室のおじさんに「昨日はずいぶんぐっすりだったね」と言われる。
フランス語が話せれば、「おじさんもいびきかいてぐっすりだったじゃん」といってやったとこだ。朝のお手入れが一通り終わると、おじさんが「朝飯行こう」と言うので部屋の鍵を閉めて朝食券を持ちビュッフェへ。朝食はいたってシンプルで食パンとクロワッサンと飲み物だけ。食後にコーヒーを頂いておしまい。
その後は部屋に戻り、軽くバルセロナの予習。普通は出発前にやっておくんだろうけど、そんなことはしていない。言葉もわかんないくせにこれで良いんだろうか?
バルセロナに到着したら地下鉄3号線に乗ってリセウというとこに向かえばいいのはわかったので、あとはサンツ駅の間取りを予習。間もなくすると何のアナウンスもなくバルセロナ・サンツ駅へ到着。(エスタシオ・サンツ)駅はパリなんかに比べると近代的&こぎれいでわかりやすい作り。
早速ATMを・・・、と思ったらすぐに発見。カードを入れて英語バージョンに切り替えて・・・、お、なんか訳わからん!
初めての操作方法。2~3回試したけどキャッシュをゲットできず他のATMないかなーと思い、両替窓口のそばをウロウロしていると、らしきものを発見。Cirrusのマークがあるので並ぶことに。カードを入れて英語バージョンに・・・やった!!
見慣れた画面登場。10000Ptasおろす。2000Ptas紙幣が5枚だったので小銭を手に入れるためにマックへ行き朝食セットを頼む。メニューの写真ではマフィンとライス系のセットだったのに、ふたを開けるとマフィンとスクランブルエッグのセットだった。ま、美味しかったので良いんですけど。
そのあと、地下鉄の入り口とチケット売り場を探しに出ると、美味しそうなクロワッサンがあったので2つほど買って食べた。ちょっと食べ過ぎ。
地下鉄は非常にわかりやすくて、初心者でも利用しやすくなっている。料金は全区間均一の160Ptasで、他に1日券や3日券などと言ったチケットも売られていた。券売機の使い方が良くわかんなかったので、窓口で地図を見せて切符をゲット。どうでもいいけど、すごく暑いよー
フランスでの失敗を生かして、今度は間違った方向へ行かないように乗る方向をチェック。駅や車内の表示が非常に親切なので全然問題なし。地下鉄の中は冷房が利いていて非常に快適。ずっと乗っていたいくらい。10~15分位でリセウへ到着。
全区間統一料金制だから券の回収システムが無く、改札の出口は扉のゲートだけ。地上に出ると、モロ観光地といった感じで人だらけ。バックパック背負ったりスーツケースを転がしたりしてる人がたくさんいるので、不安感もほぼゼロ。
ランブランス通りを歩いてホテルへ向かうとすぐに発見。クーポンをもってフロントへ行くとあやしい日本語で名前を呼ばれた。「チェックインは1時から、荷物はそこへ置いてっていいよ、預かっておくから」と言われる。まだ、2時間半はあるからどうやって時間つぶそうかなーと思いつつも荷物を置いて外へ出る。
あ・つ・い。
この一言につきる。さすがに太陽の国とか灼熱のなんたらとか言われるだけはある。サンダルに履き替えておけば良かった・・・と思いながらブーツでランブランス通りをブラブラする。カタルーニャ広場、カテドラル、王の広場などをまわったあと、かなりの時間を残してホテルのそばへ。近くの広場で水を飲みながらまたもやぼけーっとする。犬を連れている人がたくさんいる。リードを付けないのがバルセロナ流らしい。あと、犬のウンチもそのまま。
やっと時間になったのでホテルへ行きチェックイン。手元にちょうど良いコインが無かったのでポーター君にはティップをあげれませんでしたが、明日も彼が担当だったら200Ptasあげましょう。案内された部屋は広さも十分でトイレとシャワーも付いてバッチリ。TVでは闘牛をやっておりかなり盛り上がっている様子。マタドールが牛をかわす瞬間をスローで流したりしていた。
軽くシャワーを浴びて着替えた後、荷物を整えて外出。サンダルと短パンで歩くと気持ちいい。早速、3号線に乗ってサグラダ・ファミリアへ。途中で乗り換えがあったけど、わかりやすく問題なし。
サグラダ・ファミリア
地下鉄を降りて地上に出て振り返ると・・・圧巻。でも想像していたより小さい気がする。もっと背高ノッポかと思っていた。何枚か全景の写真を撮った後チケットを買って中へ。未だに工事中なので結構雑然としている。作業員の働きぶりを少し見ていたけど、あれじゃいつまでも完成しないぞ。鉄筋の結束くらいちゃっちゃやれよな。おい、タバコくわえてボケッとしてるなよ。多分、今世紀中には完成しない。
下の階を少し見てからエレベーターで塔の上へ。下から見たときは低いと思ったけど、塔の上から街を見下ろすと結構高い。塔のてっぺんに付いているモザイクが印象的。塔の上で数枚写真を撮ったり再びエレベーターで下へ。資料ルームでデッサンやディテールの模型を見たけど、凄いと言う以外何も言葉がない。
カサ・ミラ
次はカサ・ミラへ向かう。
地下鉄を降りてグラシア通りをランブランス方向へ向かうが、見つからない。それもそのはず、1本となりの通りを歩いていた。グラシア通りへ行きカサ・ミラ方向へ歩くとすぐに、ガイドブックに載っていたバルを発見。
のども渇いていたし小腹も空いていたので早速外の席に陣取る。ガイドブックには日本語メニューがあると書いてあったので安心していたらオールスペイン語。あらら~と思い日本語メニューがあるか聞くと、そんなモノは無いと言う。ちょっと途方に暮れるがバルなので店内のガラスケースに料理を全部並べてあるはず、と思い店の中で指さし注文。そして、外の席で食べたいと言うと注文票を外の手員に渡せと言われる。
で、その通りにするとややしばらく立って、料理の登場。チョリソーソーセージは予想通りの美味。他のタパスもグッドでした。ビールは量が多すぎたので残させてもらいました。「チェックして」のスペイン語が無事通じたので席でお会計。ティップの仕組みは良くわかんないので渡しませんでした。
そのバルから少し歩くとカサ・ミラ登場。個人的にはサグラダ・ファミリアより好き。外観はよく写真とかで見ていたけど、内部は初めてみた。吹き抜けの雰囲気が何とも表現しがたい柔らかさで暖かい感じがする。チケットを買って中に入るが住宅なので上の方には行けないため写真を数枚撮ってグエル公園へ向かう。
グエル公園
地下鉄で最寄りの駅まで行ったが、駅からグエル公園までは徒歩。坂道の上に結構距離がある。しかも公園にたどり着いても広くてなかなかモザイクベンチにたどり着けない。行ったり来たりしながらやっと正門へ。そして目的のベンチ発見!ずばりガウディといった感じの曲線デザインベンチには様々な模様のモザイクが施してありとてもかわいらしい。白を基調としているので独特のおどろおどろしい感じがなくてスッキリしている。
そしてベンチ横の階段を抜けて正門方向へ行くとモザイクトカゲ発見!
実物を見てガウディ作品の中で一番好きになりました。
ここは分譲住宅地として計画されたらしいんだけど大失敗に終わり公園になったとのこと。当たり前と言えば当たり前。あんな坂の多い高台でしかもガウディデザインと来れば当時の人はかなりひいたはず。でも車社会を見越したかのような車寄せなどのアプローチ計画はさすがの一言。この公園はバルセロナで一番の見所になりました。
陽はまだ高いけど時間が遅くなってきたので地下鉄にてホテルへ退散。途中、マックで食料と水をゲットして部屋へ戻りました。ウノ・ドス・オチョ(ルームナンバーの”128″)のスペイン語が通じて良かったです。