ミラノ2日目。本日はパリへ移動。
投稿日: 2001/07/12
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Flickrにこの旅のPhotoSetを作りました。(2008年2月)
やっぱり早く目が覚める。荷物を軽くまとめたあと、シャワーを浴びて朝食。
バルセロナに比べると種類が少ない。同じくパン主体。パンとジャムの種類は多い。
今日はピッツァとパスタを食べたいのでパン3つと軽く?済ませる。部屋ではチェックアウトまでメールや日記を書く。
12時くらいにチェックアウトし荷物を預けて外出。ミラノ市内にはドゥオーモくらいしか見るところがないので、列車の出発時間までどうやって時間をつぶせばいいのか悩む。とりあえず、ホテルのそばにあるピッチェリアが気になっていたのでそこへ向かう。ガイドブックには日本語のメニューがあると書いてあったので、良さそうかなと。でも、バルセロナで1回だましを食らっているので、入った瞬間に日本語メニューがあるか聞いてみよう。
ほんの数分歩いたところにそれらしき店を発見したけど、本の写真となんか違う気がするので見比べていたら、結構ごつい1眼レフを抱えた日本人の女の子に話しかけられた。なんでも、昨日ミラノに来たけどガイドブックとかをもってなくて、ちょっとばかり困っているらしい。別な都市に行くのに列車の切符を買いたいけど買い方が良くわからないとのこと。
それならこの本に載ってるはずと思い手渡すと、パラパラめくって券売機の使い方を見つけ、「これこれ、この機械でいいんだー、これで切符が買える~」と喜んでいる。彼女も食事を済ませていないとのことだったので、一緒にピッツァを食べることに。店にはいると日本語のメニューはあるにはあったが、そこにピッツァの文字は無し。ピッツァは別メニューになっていて、しかもイタリア語オンリー。良くわかんないのでマルゲリータと水を注文。あと、トマトサラダ。
食事をしながら彼女と色々話をしていたら、写真が好きで結構あちこちまわっているらしい。今回は、ヨーロッパをまわったあとアフリカ方面に流れるらしい。彼女風に言うとヨーロッパは西洋というらしい。若いのに。結構華奢な感じなのに頼もしいなーと思っていたら、意外にもこっちの方の言葉が全然わかんない上に仕組みにいまいちなじめないらしく、ちょっと凹んでいるとのこと。へこむを凹むと書くとへこみ度が増した感じがするから不思議だ。数日かけてイタリアの各地を渡り歩く予定らしい。オレがホテル手配の関係で行けなくなったベネティアにも行くと言っていた。うらやましい。
お互いに軽い自己紹介なんかをしつつ食事を済ませ、そばにある中央駅に向かった。駅では多少機械の前で悩むも無事にチケットをゲット。これで、彼女も一安心。「見たいところもそんなに無いよね、どうしようか?、公園でも行く?」と、ブラブラ歩いてちょっと大きめの公園へ行く。公園でのんびり&ダラダラしながら彼女と色々話をした。
今回の旅行でこんなに話をしたのは初めて。詳しく聞くと、本当にあちこち旅をして歩いている。特にアジア方面は結構まわったらしい。次はタイへ言ってみたいんだ、というと色んな事を教えてくれた。本当に旅好きなんだなー
公園内に自然科学博物館(入場無料)みたいのがあったので行ってみたが、場末系。
どこの国でも、博物館とか資料館はあんな感じなんだな。次に、軽く迷いながら、なんとかというお城へ。日本以外で城を見たのは初めてだったので何とも思わなかったのだが、彼女曰く「赤茶系の外壁って中国っぽいな~」とのこと。確かに言われてみると、チッベットとかを題材にした映画に出てきそうな配色だ。出店でココナッツを買って食べたが、あまりにもパサパサしていたので口の中が乾いてしまい2人とも途中でギブアップ。結局別な出店で水を買うことに。(イタリアらしくガス入りよん)
本場のパスタをご賞味したかったので(←オレが)、でっかいお城を見たあと、徒歩でドゥオーモ方面へ向かいショッピングモールに入っていた日本語メニュー有りの店に入る。カードが使えないのですぐそばのATMで現金ゲット。日本語メニューで安心の注文後、料理が出てくるまでの間に連絡先の交換をした。だが、彼女が日本へ帰ってくるのは早くても10月。帰国後、オレのことを思い出してくれるのだろうか・・・
まもなく、注文の品がテーブルへ。あら、パンも付くのね。注文したのは平面のパスタだが、感動を生むほどの味では無かった。おそらく、正装しなきゃ入れないイタリア語のメニューしかないリストランテとかじゃないと正統派の味は賞味できないのかもしれない。彼女はあまり食欲がないらしく、トマトとモッツァレラのサラダを軽くつまんだだけで十分だと言っていた。
オレの方の出発時刻が迫っていたので、会計を済ませドゥオーモ前のメトロ乗り場へ向かった。20時をまわっているのにまだ明るい。メトロの改札をキセルでくぐる。
乗る方向が違うので彼女とはここでお別れ。お互いに「気をつけて」と言い、握手をして「チャオ」とか言ってみた。それを見ていたイタリア野郎が、「チャオだってよ」みたいなそぶりをしていた。
お前な、次あったら・・・何もしません。
あーそういえば彼女と一緒に写真取るの忘れてた。良くわかんないけど、また会える気がするのでいいか。
中央駅で下車後、一度ホテルへ戻り荷物をピックアップ。英語で「預けた荷物解してちょうだい」と言うと、「横にあるこれか?いいよ」と言う。おい、チェーンかけておくとか鍵のかかる場所に入れておけよ・・・
そのくせオレのパックセーフを見て「それはグッドアイディアだな」とか言っている。列車のチケットを引っ張り出してパックし直したあと再び中央駅へ。
駅に着くとまもなく掲示板でホーム番号の案内があった。水を2本買って列車に乗り込んだ。自分の車両を見つけ乗り込むと、ベッドとベッドの間の狭いこと。(上下)
既に同室の女性がガサゴソやっていた。
英語が良くわからんと言っているのに、話しかけられる。しかし、ごつい女だ。どれくらいの期間でどこをまわってるのか聞かれたので、数字と地名を並べて答えたら何とか理解してくれた。で、オレも一応「どっから来たの?」と聞いてみた。すると「オランダ」だ言っていた。
そういえば、今日一緒に時間つぶしにつき合ってくれた彼女が、「ユースの下のベッドに寝ているでっかいオランダ女がうるさいんだよね~、音が大きくてビックリしちゃうのよ」と言っていたのを思いだした。
まさか、こいつじゃ・・・
英語が堪能だったら多分遠回しに聞いていたね。
それは、彼女がアフリカから帰ってきたら聞いてみよう。多分忘れてると思うけど。
まもなく列車は定刻通りに出発。しばらくすると車掌がチケット、パス、パスポートを預かりに来た。バルセロナ~ミラノでの事件のこともあるので荷物は念には念を入れてパックしておいた。
おかげで、自分が使う小物を引っ張り出すのが面倒くさい。あら、あのオランダ女もう寝てるじゃない。かわいそうだから電気でも消しときましょ。水を飲みながら窓の外を眺めてたが、考え事をしようにも考えることが無いのでオレも寝ることに。結構早く寝付いてしまったらしい。落ちた瞬間を瞬間をおぼえてない。夜中に途中の駅で別な乗客が乗り込んできた。さすがにビックリしたね。またコソ泥登場かとおもったよ。普通の乗客だったし、こっちは完全防備のパッキングだったので再びzzzz・・・
短い時間で深い睡眠に落ちていたらしく、かなり早く目が覚める。その後、目をつむってウトウトしてはいたが、寝ることはなかった。しかし外人どもはずーっと寝てるな・・・
スペインからの列車でもそうだし、飛行機の中でもそうだったな・・・
うらやましい・・・