WEB ミギカタアガリ

夜行列車でミラノへ。一波乱あり。

投稿日: 2001/07/11

Travel > 2001年 ふつーの旅

Flickrにこの旅のPhotoSetを作りました。(2008年2月)

ミラノまでの列車は寝台を取らずに1等席にしたけど、飛行機のビジネスクラス並なので割と快適。シートは当然フルリクライニング。発車後すぐにグッスリ。でもみんなが寝る頃に起きてしまう。ミラノまでノンストップかと思っていたら途中で停車していた。駅に停まったりもしているし、信号待ちみたいのもあった。

が、この途中停車のせいで事件勃発!


うとうとっとしていると、「バタバタバタッ!!!」と人が駆けていく音と大声がした。「は!」っと思って目を開けると、水色のバッグを抱えたコソ泥と持ち主の女の子が走っていった。

多分、スペイン語で「なにすんのよ、私のバッグよ!」と言っていたに違いない。
この事件で車両の全員が目を覚まし自分の荷物を確認している。棚の上の重たい荷物には手をつけず、乗客が抱えていたバッグ類を狙ったらしく、大きな荷物に被害はなかったが、みんなビックリしていた。

窓から暗いホームを見ると2~3人走り去ってい行くのが見えた。荷物を抱えている様には見えなかったので仕事に失敗したヤツらなんだろう。車掌と数人の乗客が色々話をしている。どうやら、さっきのコソ泥は女の子のバッグをもって逃げてしまったみたいだ。スペイン語は全然わかんないけど、話を聞いてると中には携帯やらカメラを入れてたらしい。

彼女はちょっと切れかかってヒステリー気味に話をしていた。まぁ、当然か。

時刻表や路線図を持ってこなかったので、事件のあった駅名はわかんないけど、どうやらバレンシア(←思いっきり聞き間違い)の駅らしい。日本に着いたらトーマスクックで確認してみよう。

そのあと、車両のドアが開いたり途中停車すると目を覚ます人が続出。オレはあんまり眠くなかったのでずーっとまどろんでいたが、目的地直前で眠くなる癖が出てミラノに着く1時間前からぐっすり。

そうすると、1時間ほど遅れてミラノに到着。

早速キャッシュをゲットしようと思ったがATMが見つからないので後回し。
泊まるホテルは駅から数分なので駅前の広場で時間つぶし。チェックインまで3時間くらいあるけどひょっとしたらすぐに入れるかもしれないので、ホテルへ向かう。

すぐにホテル発見。フロントでクーポンを出すと20分くらいで部屋の準備が出来るという。あー、シャワーが浴びられるー
ロビーで待っていて構わないと言うので荷物を下ろしてロビーのソファーでしばし待つことに。そうすると、10分くらいで鍵を渡される。部屋に入りまずはベッドでゴロン。列車で寝たり起きたりを繰り返していたので頭が重くさえない。少し休んでシャワーを浴びドゥオーモへ向かう。

ホテルそばのATMで10万リラゲットしメトロに乗るために中央駅へ。スペインと違って地下鉄がちょっと使いづらいが無事ドゥオーモに到着。半袖にサンダルという格好だったので中には入れなかったけど、5世紀もかけて造られた聖堂は重厚且つ繊細。さすがにミラノでも1~2位を争う観光スポットなので聖堂前広場にも人がたくさんいる。

それにしても凄い数の鳩。あと警官がたくさん歩いてます。腰には物凄いオートマティックの拳銃がぶら下がってました。バルセロナにも負けないくらい暑いのでジェラートを食べることに。今まで見たことがないピスタチオのジェラート。んー美味。聖堂の周りをウロウロしたあとは隣接しているショッピングモールへ。自分用のネクタイとみやげのTシャツを購入。その後は連日の移動で疲れていたため早々にホテルへ。

軽く寝たあとにピッツァでも食べに行こうと思っていたら・・・目が覚めると外が暗くなっていた。面倒臭くなったのでグルメ系は明日にし、そのままTVの日本語放送をつけたまま熟睡。日本の首相と各政党の代表が討論会をやっていました。